とあるXの戯言

色々社会不適合者の話

Xジェンダー当事者でその他色々社会不適合者による、どうでもいい話たち。

名刺を作りました

ご無沙汰しておりますm(_ _)m

11月は結局前半しか更新できませんでしたが、私事もあともう少ししたら片付く予定です。
多分。

さて、先にお知らせの方から。

気付いたら1週間前になりますが、Rainbow lifeさんで新しい記事が公開されています。

今年の夏頃、なぜかやたら男装に興味の高かったときがあって、これはそのときに異性装サロンに行ってみたときのお話です。
(ただ書くネタがないから)前後編に分けており、後編も近日公開予定です。

本題に入ります。

セクマイ用の名刺を作りました。

それがこちら。f:id:jitian_queer:20171202091850j:plain

(こちらは裏側です。両面印刷なので表もあるのですがそちらには本名を記載したので、ネットで公開している情報が載っている裏のみ掲載しています)

こんなセンスの高い名刺は勿論自分で作ったのではなく、

フリーランスのデザイナー、ぱつこさんにお願いしました。

http://www.ptkabe.net/entry/design_2

「名刺 デザイン」とかでググったら出てきたような気がします。

何故名刺を作ったか

せっかく実際にお会いして知り合った人も何とか取り込みたい(?)と考え、名刺を作ることを思い立ちました。

しかし、印刷業者でもテンプレのデザインから作るサービスも沢山あったのですがなかなかしっくり来ず、
自分でとりあえずWordの名刺テンプレを落として作ってみたもののデザインもクソもないものに仕上がり、
イラレやフォトショももってないし(一応フリーのお絵かきのソフトとペンタブはもっているが)、
そもそもどういうのが作りたいのかもよく分かっていないなと思っていた矢先に見つけたのが、ぱつこさんのサービスでした。

結果、かなり満足のいくものに仕上がりました。

ていうか私の頭の中の輪郭も何もない「どういうのが作りたいのかもよく分からない」のを、丁寧なご提案で具現化してもらいました。

これがプロってやつや。

以下、個人的に名刺を作りたい人がどのくらいいるのか謎ですがどんな感じで作ったのか、フローを記載します。

連絡

上のぱつこさんのリンクに色々サービスが記載されていますが、名刺に関しては下の方にあります。
他に作られた方のものも記載されていますのでイメージの参考になると思います。

これらを見て「これしかねえ」と思った私は、迷わず連絡することを決めました。

中途半端に変なものを作るより、長く使えるものを一つどーんと作りたかったのです(形から入るタイプ)。

デザインは全くイメージが湧かないものの、山吹色をテーマ色にしたいことと記載内容は概ね固まっていたので
「こんな内容を記載したいセクマイのオフ会とかで配る名刺を作りたい」云々と書き連ねて連絡しました。

程なく返信をいただきました。

ちなみに、ガードの固い俺は「セクマイが受け付けない場合はなかったことにしてください」とまで書いていましたが、「LGBTの友人もいますし全然大丈夫ですよ」とのことでした。
大変失礼しました。

また、虹のマークをどこか1つでも入れたいと申しましたが、それを含めてシンプルコースでサービスしていただきました。
有り難や。
(こちらに載せていない表側に虹のマークが載っています)

趣向

あまりに作りたいものが漠然としていたとしても、誰にでも「これが好き」という方向性はあると思います。

ぱつこさんにはデザインが気に入った名刺やロゴ、フォントの画像を送ってほしいと言われて、適当に検索してよいなと思ったものをお送りしました。

すると、

「割とシンプルなものをご希望ですか?」とのご返信。
改めてお送りした画像を見返してみると、確かに私はシンプルなものが好きなのかもしれない

と気付かされた次第です。

フォント

これが具体的なイメージが湧かなかった一番大きな理由なのですが、

どんなフォントがおしゃれなのか分からん。

Wordにデフォルトで登録されているだけでも、日本語だけだとそんなに数はありませんが、アルファベットだとグッと数が増えます。
それにフリーのフォントをググったりモリサワのフォントを漁ってみたりしていると、キリがない。

なんだかみんなよく見えてくる。

そしてどうでもよくなってくる。

ただ、何となくこんなのがよいという希望はありました。

ひねくれている感じがいい(爆)

もうその表現以外伝える術をもたない私は変に知ったかぶりしても仕方ないと諦め、
そしてきっとプロだからよいご提案をくださるだろうと、ありのままを伝えてフォントデザインをぶん投げました。

そんな私の丸投げにも拘らず、分かりました!とぱつこさんはあっさり受け入れて、
それほど経たずして表面の本名用のフォントのご提案デザインを拝受。

太字から細字、角ばっているもの丸みのあるものと様々、

なんと8種類。

ええ〜どれもよいな〜すでに迷う〜と思いつつ、やや丸みのあるものをチョイス。

どんなのを選んだかご覧になりたい方は、ぜひインタビューやイベントなどで私とお会いましょう。

特におだてたも名刺しか出ないけど。
しかも1枚しか出ないけど。

デザイン

フォントが決まったら、また程なくして全体的なデザイン案をいただきました。

最初にご連絡した際に「横向きにする予定ですが一応1パターンだけ縦向きのをください」とお願いしていたところ、

虹マークの有無の関係で裏表各6パターンいただいてしまった。

なんて贅沢者なんじゃ。

え〜これもよいな〜あ〜でもこっちも捨てがてえなあ〜とあれこれ迷いつつ裏表それぞれ1パターンをチョイス。

ちなみにイラレで製作されているそうです。

用紙

サービスによっては名刺デザインといえばここまでかもしれませんが、

ぱつこさんは印刷する用紙までご提案してくれます。

でも個人的にこれって結構大事な気がします。

名刺を渡された身として考えると、渡された名刺がペラッペラだとやっぱり名刺も、ひいてはその人自身の扱いも多少ペラッペラになりそうなものですが、
しっかりした紙だとなんだかその人の存在もしっかりだ人のような気がしてきませんか?

私だけ??

でも、紙選びもこれまた難しいんです。

今勤務している会社が印刷会社的機能も有しているので、新人研修の際は印刷業者への発注方法など基本的なことを教えられたのですが
用紙のサンプルを沢山触っていると、やはりこれもまた光沢ありなしくらいしか違いが分からなくなって、

みんな一緒な気がしてくる。

「真っ白より生成り、光沢よりマット、つるつるよりざらざら、薄いのより厚め」というざっくりした希望をお伝えしたところ、3種類ご提案いただきました。

印刷業者の用紙一覧のページから提案された用紙のビジュアルや重さ、素材など確認し
黄色すぎず白すぎなくて、かつ安くて一番厚みのあるものをチョイス。

紙がどんな手触りが試して見たい人はぜひ俺とお会いry

あとは、
用紙が決まったら代金をネットで入金(クレカなど希望の決済方法にて)、
ぱつこさんの方でこちらが選んだ紙を指定して名刺専門の印刷業者へ入稿、
印刷業者から直接宅急便で届きます。

私事で忙しかった都合上入稿を少し待ってもらって、初めてぱつこさんと連絡を取ってから約一ヶ月で手元に届きました。


フォントや用紙でちょっと個性的な名刺を作りたいなと考えている方にはおすすめです。