とあるXの戯言

色々社会不適合者の話

Xジェンダー当事者でその他色々社会不適合者による、どうでもいい話たち。

ARASHI 20th Anniversary Tour 5×20 2018年12月23日@東京ドーム

こんにちは。
仕事納めた人も年末年始お仕事の人もお疲れ様です。

今回はこの前参戦した、ARASHI 20th Anniversary Tour 5×20 2018年12月23日@東京ドームの、かなり個人的な感想です。というか日記です。
レポと呼べる代物ではない。

自分の中で印象に残ったこと、忘れられないこと、忘れたくないことが起きた日に日記に残してるのを、ほぼ転用したかたち。
ほとんど自分のことばかり書いてますけど後半1/3くらいはコンサートのことに言及してるので、2018年の5×20ツアーはどんな感じだったのか気になる方は読んでみてもいいかもしれませんけど、他の人のちゃんとしたレポートの方がいいことには間違いない。

個人的な日記の転用なので自分の知り合いの名前が何人か書かれていますが、それはイニシャルに置換しています。

それでは、よろしくどうぞ。



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



2018年12月23日、ARASHI 20th Anniversary Tour 5×20 東京2018年後半1日目参戦。

時系列というまとめ方を知ったので、時系列でまず参戦するに至った経緯を振り返ろう。

まず、9月くらいに5×20決定の通知が来て、応募した。
外れた。

これからどう生きていけばいいか分からなくなって、心が路頭に迷っているまま12月も下旬となった、12月20日木曜日。
Aちゃんから退勤後、電話していいかと連絡あり。
2018年最後の揚州商人を納めてかけ直すと「制作開放席の抽選連絡が来た」と。

Japonismドームツアーのときにも来て、踊らされて結局落ちて、明確にJaponismが嫌いになったあのときが頭をよぎる。
まあ今回はオリジナルアルバムツアーじゃないから、何か嫌いになることはないけど。

とりあえず応募するかしないかの選択肢はないので、1日しか応募できないと言うから予定をすりあわせて日曜の23日にした。
23日は俺にゃYさんたちとのXオフ会があったけど、24日は言わずもがな外れる可能性高まるし万が一当たっても次の日出勤日というのが嫌だというAちゃんの希望があって、25日は平日でこの忙しい(はずだけど正直今年は忙しくないんだけど)日に休むにゃずる休み以外互いに方法ないし、まあこれが最善の選択肢だった。実際、これ以外の日に選んでたらどうなるかなんて分からんし。

また外れるのでは、どうせ外れるんだろ、と思いつつ、今年は沢山頑張って仕事したから嵐さんに最後労われたいという期待も大きかった。
しかも、金曜の忘年会でKさんがなんとキスマイのファンで、この前制作開放席で東京ドームの公演に参戦したというではないか。
もう行きたいという気持ちが高まった。

当落発表は12月22日土曜日夕方以降、希望した日程の直前。
その日は結果としてあちこち回って体メンテの日と化し、リラックスしてんだかしてないんだかみたいな状態でその時間を待った。

19:30頃、サロンを出るとAちゃんからの着信があった。
家に戻って折り返すと、「あだっだ!!!!!」とのAちゃんの声。
俺も、ただとりあえず防音設計の家なのをいいことにうおーとかあぎゃーとか、やたら大声で叫んだ。

そういうわけで、コンサート開演時刻24時間切って、コンサートに参戦できることが決まった。

とりあえず、うちわはもし当たっていたにしろ準備する気はないけど、5×10のバッグを引っ張り出してきて(実家においてこなくてよかったな、とっておいてよかったなとこのとき思った)、思いつきでダイソーで黄色のフェルトを買ってきて、裏地を縫い付けて補強した。ついでにポケットも付けた(翌日、ポケットめっちゃ便利じゃんと実感した)。

ミシンないから全部手縫いだったけど、ミシンあったらこんなに時間かからないんだろうなと悲しくなった。でもこんな年1回あるかないかのためにミシン買って保管しておくのもなあ。きっと都心だし世の中広いからミシン時間貸しできる施設とかいくらでもあるんだろうけど、よしマジでやろうって思ったのがサロン行く前の17:00くらいだったもんで、直前にならないとやる気でねえから仕方ねえよな。そのときは、もし外れたらやる気なくなるけどその場合は25日退勤後にグッズ買いに行く手筈になってたから、24日暇だし24日にやりゃいいやと思ってた。
けど、22日中には、23日午前に家を出る前には完成させないといけなくなった。
実際には、85%を22日に、23日朝にわざわざ気持ち早起きして完成させた。
黄色い生地がフェルトしかなかったからフェルト買ったけど、結果的には縁を縫わなくて済んだからフェルトでよかった。ちりめんじゃまったく間に合わなかったと思う。
あと、縫い直しもほとんど発生しなくてよかった。

そんなこんなで23日当日。
あっという間である。正直、本当に行けるのか、実はやっぱり本当にスパムメールなんじゃないのとか考えてしまう。
Yさんの会には、偏愛マップを見せるタイミングで「実は土壇場でチケット取れまして……」と報告して謝って、16:00前には抜けた。
趣味に理解ある人たちだったので、特に悪い雰囲気にならず抜けられたのがよかった。感謝しかない。

水道橋について22ゲート付近のいつもの物販コーナーに行くと、思ったより並んでやがる。並ばずに買えるってツイート見たのに。確かにすごい勢いで流れてるからまあ並んでから出るまで30分くらいかなと思ったけど(まあ実際そうだった)、とりあえず最低限ペンライトは手にしないとダメなので、並ぶことにした。
ペンライト、パンフ、クリアファイル集合二宮さん、フォトセット全種、会場限定チャーム(だって5×10と5×20並べたいじゃん)だけしか買ってないのに11,300円もしやがった。値段だけ地味にインフレしやがって。でも、現金で支払ったにもかかわらず全然1万以上使ったっていう実感が湧かない。怖い。

Aちゃんがお手洗いに行きたいというので、Aちゃんが中に入って並んだらマジで開演時間5分前になっても出て来なくて俺もAちゃんが済ますのを外で待ってたけどやむなく先に席に行くことにして、でも階を間違えて(どこかに「2階席は4階に上がってください」とか書いて欲しいよ、2階席久々だから忘れたよ、もしかしたら5×10以来かも)行ったり来たり階段ダッシュしたりしていたら、ガチで定刻18:00ぴったりにコンサートが始まったもんだから、若干間に合わなかった。間に合わなかったのは始めてだよ。
急いでペンライト準備しているうちに、Aちゃんも来た。意外とすぐだった。相当ダッシュしたんだろうと思う。
当たった実感が湧かなかったというのもあるけど、ちょっと全体的に調子こいてたわ。

まあ何がともあれスパムでなくて本当に制作開放席が当たってコンサートを楽しめたわけだ。
前置き長すぎるんだけど、でもここまでのストーリーってのはやっぱり俺の中では大事だと思ってるから。

で、まず制作開放席自体は今回が初めてだったから、それについて書こう。

正直、Aちゃん宛てのメールにも「視界が保証できない」的なこと書いてあったし、視界が半分つぶれても、音が聞こえてりゃ文句言えねえなと思ってた。
そしたら、2階席一番後ろ(後ろにはライトなどの機材があったからマジの最後尾ではないけど)ではあったけど、ど真ん中だった。
視界も、ライトが後ろのおかげで、あと2階席の後ろ側って傾斜すごいから前の人の頭もそんなに気にならず、遮るものがない。
すごいぞ。想像以上にいい席じゃないか。

しかもムービングステージやトロッコで頻繁に後ろ側にも来てくれて、あと何より春に買った高い双眼鏡が威力を最大限に発揮してくれて、なんとメインステージにいても5人を識別できるではないか。まさかここまで優れものとは思わなかった。買ってよかった。春に買ってから何回か他のコンサートでも使ってるし、もう実質タダなんじゃないかと思ってる。2万そこそこしたけど。
後ろに来ると意外とかなり近いんだ。後ろに来たのを斜め50度くらい上から双眼鏡で見るのも面白かった。ああ色々施術はしてるんだろうけど、少なくともここから見る限りは頭皮大丈夫そうだなあとか見てた。
遠いなあ、という印象がなかった。



すでにこの時点でかなりの文字数なんだろうけど、やっとコンサート自体を振り返る。
ここからは時系列じゃない。

先に嵐さんに直接関係ないことから振り返っておきたいと思うけど、全体を通して思ったのは、モラルが今までで一番高かったかもしれないということ。
この前のスキマのライブで、全編撮影OKで、どんだけ混乱すんだろうな大丈夫かなと思っていたら「モラル」(大橋さんも俺もよく分かってない)が保たれていて大きな混乱やトラブルも特に起こらず終わって、Aちゃんと「モラルがすごい」と言い合っていたけど、今回の5×20はそれに引けを取らないと感じた。
あいさつしてんのに、みんな黙ってんのに変な茶々を入れる人とか、そういう人いなかったもん。どうした。あの輩どこ行った。
いやあそれは終わった後に、これが楽しめた要因の一つなのかもしれないと思ったよね。



ちゃんと内容を振り返る。

今回の構成は、まあ正直そのときから思ってたけど、9月頃取られたアンケート結果は反映されてないと思う。
だって冷静に考えて11月には始まるコンサートのセトリにアンケートで色んな情報を収集したのに、反映できないでしょ。

ソロ曲もなくほとんどがシングル曲、どちらかというとアルバム5×10も結構関わるようなセトリ、ソロがない代わりに5人それぞれのコーナーみたいのがふんわり設けられて、それぞれの出演作のタイアップ曲を歌って5人それぞれの活動も振り返られる、そしておなじみの曲もあって、何よりファン側が踊る曲が沢山あって(ワイハ、GUTS!、ハダシ、Lucky Manなど)、みんなで楽しもうね~的な内容だった。
左隣の人が結構踊る人だったので負けじと俺も踊った。いや、俺の方がフリ覚えたけどね。ハン。クソどうでもいいマウンティング。



一番思ったのは、映像がすごかった。
いつも映像は、コンサートの演出でしか使われないのに、映像自体は残んないのに、よく作られてんな手間かけてんなって特に「untitled」のブルーレイ見て感じてたけど、今回も作り込みに制作陣の気合いを感じた。
ていうかメインステージの画面の大きさと画素数の高さがハンパなかった。テクノロジーってすごい。

復活LOVEで生田氏がまた出てきてくれたりとか。
印象深いのは特に2つあった。

1つめは相葉さんコーナー導入V。
相葉氏が影を操るスタンド使いになって(※スタンドは出て来ない)、相葉氏が影を操って、影の中に入ったものは(恐らく相葉氏が任意に選んだものが)跡形もなく砂のようにサラーッと消えるという能力。
やべー相葉氏めっちゃカッコいいぞ。影から逃げる4人もカッコいいぞ。勘弁したように消えてくJもカッコいいぞ。なんだこれ。映像だけでもちょうだい。

2つ目はA・RA・SHI PV 2018年バージョン。
パンフ見たら、それ以外にも1999年の写真を再現したカットがあって、いやあおじさんになったねって感じで、動きを再現してるだけなのに面白い。すべてが若くて古くて、今の嵐さんには合ってないからなのかしら。

PV見たくなった。多分あとで寿司食いながら見る。サクラ咲ケとかめちゃくちゃ見たい。



アレンジ(のようなもの)が最高だった。
アラフェス'13のStill...もそうだけど、基本は俺リアレンジって正直嫌いのオリジナル大好き懐古厨だけど、原曲と同じくらい、いや原曲を超えてくる、原曲含めさらに楽曲が好きになるようなリアレンジを嵐さん公式は割と叩き出してくるので、本当に感嘆するしかないんだけど。
今回特に印象的なものは2つ。

1つは果てない空。二宮さんコーナー曲。正直なところ大きくリアレンジされていたわけではなく、歌割りを変えて二宮さんソロ多めの仕上がりになってた。
歌割りが変わっただけでこんなに感動できるのかよ。
この前二宮さんが年賀状の記者会見で加藤アナ(年下)のことを「おばさん」と呼んで特にフェミの間で波紋を呼んで、私もこれはよくないから改めるべき、翔さんあたりが二宮さんをたしなめないかしら、と正直ファン辞めようかなってくらいに心が離れて落ち込んでたんだけど、どうしてもやっぱり二宮さんの声が私の中では世界一だなと改めて感じた。
どうしても好き。多分そんなもんはこれから先も嵐さん、二宮さんだけな気がする。

もう一つは表題曲「5×20」。今回も5×10的な曲ができてるんだろうなとは思っていたけど特にひねりもなく5×20。
最初のメロディはかなり5×10を踏襲してるし歌詞もかなり引用してきてるんだけど、そのよさを崩さずに、そこからさらに10年、累計20年経ったの感じられる、感動的な仕上がり。
何でこんなモンができるんだよ。二番煎じ感もなく、「5×10まんまかよ」「5×10の方がよかったな」「なんかこう聞くと5×10しょぼいな」とも思わせない、すごくいい踏襲の仕方。何も言えない、ひれ伏すしかない、着いていくしかない。っょぃ。



最後の挨拶が特にいつもより長く感じた。色々な思いがこもってるんでしょう。
ここぞとばかりに双眼鏡を使って挨拶してないときの4人の様子が見れるかなと双眼鏡を構えたら、なんと4人立ってるんだね。Aちゃんも言ってたけど、出番じゃないときは一旦引っ込んでんのかと思ってた。特に今回は一人ひとりが長かったから、そういうときは座ってていいよ。私の前の席の人も座ってたし、俺も椅子にちょっともたれてたし、いいよそういうのは。座ってたって引っ込んでたってやる気ねえななんて誰も思わないから。もうおじさんなんだし。

もうおじさんと言えば、Monster 1番AメロのJの這いつくばって脚をクロスするフリが省略されてて、誰かも「やらなかった」と言ってるのが聞こえたけど、これが年齢ってもんなんだなと思った。まあ後半にやった曲だったしね。時は経つから。そのときのベストを出せばいいと思う。いいよ無理しなくて。まあでも正直さみしくないと言ったらウソになるけど。

で、最後の挨拶に話は戻るけど、二宮さんの挨拶が正直「ウッ」ってなった。
テーマが「感謝、ありがとうを言う」だったんだけど、「家に帰ったら家族に『いつもありがとう』って言うんだよ」とか言われて。そんなこと言わないで、って思った。それが人によってはできなかったり、そんな状況じゃなかったりするんだよ。それを忘れるために来てるのに。

と思ってたんだけど、さっきパンフ読んで、二宮さんからの「感謝するページ」のメンバーへの感謝文が、各1行だった。みんなは5行くらい使ってそれぞれへの想いを書いてんのに。大野さん宛に至っては「いつも真っ黒でいてくれて、ありがとう!」だよ。バカにしてんだろ。
で、コーナー最後のページに「二宮がこういうときに感謝を伝える奴か?」みたいなことを、自分で自分のことを書いてて、翔さんも「基本、斜に構えてる」と評していたことも踏まえると、もしかして昨日の挨拶は「いつも斜に構えてる、ウソしか言わない二宮がみんなに感謝の挨拶を周りにするよう啓発する」というネタだったのか?とすら思い始めてる。
斜に構えた人が斜にメッセージを発信して斜に構えてる人が斜に受け取ってるから、最早何が何だかパルプンテだけど。

大野さんの挨拶はテキトーだった。色々考えてるんだろうなってことは伝わるんだけど正直語彙力もあまりないしきっと大勢の前で話すことも苦手な人だろうし、終始クスクス笑われてた。バカにしてるんでなく。
だって「20代のときには似合ってたキラキラ衣装も今は似合わないけど、みんなわーきゃー言ってくれて、優しい」って言われたら、どこからツッコみゃいいか分からんでしょ。

でも、大野さん、確かに挨拶は苦手かもしれないけど、コンサートでパフォーマンスするって点ではやっぱりメンバー一番だと思うのよね。つまり歌と踊り。
大野さんコーナーの序盤はやっぱりソロのダンスだったんだけど、「あと25年は踊れるね」って確信したもん。
大野さん、そう考えれば他の追随を許さない技術をデビュー時すでに2つはもってて、それを武器に今に至るまでさらに極め続けたから、10周年までは本人としてはずっと辞めたくても、やる気ないから戦力外通告受けるなんてこたあ至らなかったし、「バラエティでは黙ってるかいじられるかだけど、何だかんだ言ってメンバーから尊敬されてる」んだよなあと感じてしまった。
これだけは一番なんて武器、俺にゃこの歳になってもねえよ。どうすりゃいいんだよ。

なんて考えてしまった。


そして棚ぼた的にand moreの追加公演の日程もいち早く知ることができてちょっと申し訳ないくらい。

と思ったら、マジであと3周くらいするじゃん!
え!
ちょっとマジでそこまでしてくれるとは!
思ってなかった!!
ありがとう!!!!!

というわけで、欲を言っちゃうとあと1回行きたい。
と思ってしまった我々でした。
とりあえずこのセトリバージョンのブルーレイを期待している。